2024年によく聴いた音楽




今年もなんとか書くことができました。BiSH、にしな、宇多田ヒカルときて、今年はTOMOOでしたね。恥ずかしい、、、

今年は夏から長男、次男とポケモンカードをはじめました。そして、父が一番ハマってしまい、今では子どもにバトルをお願いして、疲れていると断られたり、バトルしてくれて父が喜んだり、勝ってキレられたりした下半期でした。

あと、Audibleという本を読み上げてくれるサービスを始めて、音楽を聴く時間が少し減ってしまいました。宿の掃除と相性がよくて、昔読んだ村上春樹の小説をたくさん聞き返しました。坂口恭平の生きのびるための事務も面白かったです。

上半期は『ヒップホップの詩人たち』という本を読んでたくさんヒップホップを聴いた気がします。世間ではヒップホップが流行っているけど、その本質について問うきっかけになりました。NasのIllmaticについてのドキュメンタリーも面白かった。



【2024年にリリースされた作品】
・柴田聡子 / Your Favorite Things
7枚目のアルバム。岡田拓郎さんがプロデュース、ギターで参加。はつらつげんきな柴田さんを遠くから眺めていたけど、しっとりしなやかになった柴田さんには惹かれるものがあり近づいて、初めてちゃんと聴きました。6枚目のアルバムにも岡田さんが関わってて、こちらもよかったです。



・Jeff Parker, ETA IVtet / The Way Out To Easy
Jeff Parker率いるカルテットのLAにあるレストランでのライブ盤。こういうバンドが毎週ジャムっているレストランがあったら通っちゃうなあ。ベースを弾くAnna Butterssのセカンドもよかったです。

Anna Butterss – amplified double bass
Jay Bellerose – drums, cymbals and percussion
Josh Johnson – amplified alto saxophone with electronics
Jeff Parker – electric guitar with electronics and sampler



・Rapsody / Please Don’t Cry
Spotifyにオススメされて知ったノースカロライナ出身のラッパー。4枚目のアルバム。90年代を思わせる生音を基調としたトラックにキレのいいラップがのってて、THE ROOTS周辺の音楽が好きな自分には好みな音楽でした。



・Sam Wilkes, Craig Weinrib, Dylan Day / Sam Wilkes, Craig Weinrib, and Dylan Day
新しい音源がリリースされる度に好きになるサム・ウィルクス。彼がLAで活動するミュージシャンと南カリフォルニアで夕暮れにセッションした(ら確かにこんな音楽が生まれそう)極上のクワイエット・ジャズ(と言うらしい)作品。BGMとしても最高なのでお店でも頻繁に流していました。

Sam Wilkes (bass guitar)
Craig Weinrib (trap drums)
Dylan Day (electric guitar)



・Asuka Mori / Nagori
今年、赤石商店へライブに来ていただいたTocagoのギタリストでもある森さんのソロアルバム。入浴時、PC作業時によく聴かせてもらいました。



・長谷川白紙 / Mahogakko
・ISSUGI,Gradis Nice / Day’N’Nite 2
・James Blake, Lil Yachty / Bad Cameo
・Von Spar, 石橋英子 / Album 1
・Arooj Aftab / Night Reigh
・claire rousay / sentiment
・Mk.gee / Two Star & The Dream Police



【2023年以前にリリースされた作品】
・TOMOO / TWO MOON(2023)
今年のSpotify再生数、BEST5を総なめしてて恥ずかしいです。長女が気に入ってくれて保育園の送迎時によく聴いていました。HONEY BOYや夢はさめてもを歌ってくれるのがめちゃかわいいです。自分は窓や夜明けの君へをよく聴きました。



・北里彰久 / 砂の時間 水の街(2023)
In Bloomのシングルがリリースされてからアルバムをどれだけ待ち望んだことか。このバンドメンバーが鳴らす音や演奏される曲、北里さんの歌声はずっと聴いていられます。生活にもよく馴染む。お店でもよく流れていました。そう、3月には伴瀬さんとのツーマンライブもありました。遠い昔のよう。

北里彰久(Vo,Gt)、潮田雄一(Gt)、光永渉(Dr)、池部幸太(Ba)、山本紗織(Fl)



・maya ongaku / Approach to Anima(2023)
Spotifyにおすすめされて知った神奈川県出身、幼馴染の三人組。POPEYEのバンド特集でバンドの生い立ちが掲載されていたけど、興味深かったです。どんどん進化・深化していくだろうなあという才能やセンスを隠し持ってそうで、今後が楽しみです。



・The Growth Eternal / Bass Tone paintings(2020)
ジャコパスのベースプレイや音色が好きで、ベースプレイヤーを漁っていたら出会った一枚。USオクラホマ州タルサのアーティストByron CrenshawによるプロジェクトThe Growth Eternal。Leaving Recordsからのリリースで17曲17分というミックステープ的な作品ですが、聴きどころが多く大満足。他にも漁っていた中で、スクエアプッシャーのベースプレイが際立つ曲やTiny Desk ConcertのWILLOWの回でベースを弾くMohini Deyにもグッときました。



・paranoid void / Literary Math(2017)
これもSpotifyのおすすめで知ったアルバム。大阪出身の3人組、ポストロック/マスロックバンドの1stフルアルバム。クリーンなギター、正確でライブ感のあるドラム、そして何よりずっと耳で追いかけてしまうベースが気持ちよくて運転中に頭を縦に揺らしながら聴いていました。



・B.I.G. JOE / COME CLEAN(2008)
『ヒップホップの詩人たち』という都築響一の本を読んでグッときたB.I.G. JOE。NYのラッパーから出てくるリアルなリリックと自分のリリックを比べた時に、本質が抜けていることに気づく。そして、ヒップホップの本質を突き詰めるために自らドラッグディーラーの道を選び、その結果監獄へ入ることになる。

その中でリリックを書き、獄中から日本の仲間に電話をかけ、その会話の中でラップしたものを録音してできたのがこのアルバム。ヒップホップへの向き合い方が半端ない。トラックはそのアカペラのラップに合わせて日本のトラックメイカーが作っていて、Olive OilやBunやMICHITAが参加。その中でも14曲目のILLICIT TSUBOIのトラックが最高でした。


・Shabason, Krgovich & Harris / Florence(2021)
・Kim Oki / Greeting(2022)
・Nas / Illmatic(1994)
・JJJ / MAKTUB(2023)
・ポケモンTVアニメ主題歌 BEST OF BEST OF BEST 1997-2023

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【以前のよく聴いた記録】

※2023年
https://akaishi-shouten.com/archives/21966
※2022年
https://akaishi-shouten.com/archives/13139
※2021年
https://akaishi-shouten.com/archives/7739
※2020年
https://akaishi-shouten.com/archives/7135
※2019年
https://akaishi-shouten.com/archives/6353
※2018年
https://akaishi-shouten.com/archives/5202
※2017年
https://akaishi-shouten.com/archives/3912
※2016年
https://akaishi-shouten.com/archives/2135
※2015年
https://akaishi-shouten.com/archives/360
※2014年
https://akaishi-shouten.com/archives/278
※2013年
http://my-best-album.tumblr.com/page/5
※2012年
http://my-best-album.tumblr.com/page/20