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2022.12.31

2022年によく聴いた音楽

この投稿を楽しみにしている人が数人いることを知っています。その人達と自分のために続けます。

今年よく聴いた音楽。全部がよく聴いた音楽とは限らないかもしれません。

実はそんなに回数を多く聴いてこなかったけど、格好をつけるためにバランスをとってたりもします。

そもそも格好がついているのかわからないけど、、、

今年もお世話になりました!


【2022年にリリースされた作品】
・岡田拓郎 / Betsu No Jikan


森は生きているの解散後、ソロ活動でリリースされる音源は歌ものが多くてそれはあまり聴く気になれなかったけど、ついに今作は即興メインのアルバムでした~。一曲目からSam Gendelがサックスで参加していて日本人の音楽作品じゃない感じも出ていて、素敵な雰囲気をまとったアルバムです。その他にも石若駿、Carlos Niño、Daniel Kwon、細野晴臣、Jim O’Rourke、香田悠真、Marty Holoubek、増村和彦、Nels Cline(WILCO)、大久保淳也、鹿野洋平、谷口雄、山田光などが参加。





・Kei Matsumaru / The Moon, Its Recollections Abstracted


日本のジャズシーンで注目されているサックス奏者、松丸契さんのTHINKKAISM名義を含むと3枚目のアルバム。バンドメンバーが前作同様に金澤英明・石井彰・石若駿が参加していて一切退屈しないです。途中、途中に石橋英子さんが歌やピアノで参加されていて、どういう経緯で参加することになったのかわかりませんが、妖艶な雰囲気も交じって素敵。松丸さんは演奏もさることながら作曲やプロデュースにも長けてらっしゃる!





・石橋英子 / Drive My Car


映画『ドライブ・マイ・カー』のサウンドトラック。石橋英子さんの他にJim O’Rourke、山本達久、Marty Holoubek、須藤俊明、波多野敦子が参加。映画を観る前からサントラは聴いていました。主に車を運転する時に。1曲目から始めてもいいし、5曲目からでも8曲目からでもその日の気分で選んで聴いていました。





・Red Hot Chili Peppers / Unlimited Love


John Fruscianteが10年ぶりに復活したということで久々に興味を持ってレッチリを聴きました。昔から曲調も鳴らす音も変わってなくて安心。特にFleaのベースの音がやっぱりかっこいいなあと耳を引っ張られます。アルバム全体を通して地味だけど、だから全体を通して何回も聴けました。ジャケがださいのが残念。年内に出たもう一枚にアルバムはまだちゃんと聴けてないのでゆっくり聴いていこうと思います。





・にしな / 1999


yurinasiaさんの動画で知りました。歌声に癒されてます。曲のアレンジがちょっとポップ過ぎます。THE FIRST TAKE、良かったです。家族で車に乗っている時、選曲に困ったらにしなに頼ることが多かったです。来年は紅白かなくらいに感じていたけど、意外と知られてないし聴かれてないんですね。。ビガッ!(Big Up!)




・Oll Korrect / UNITY


日本語ラップ欲を埋めてくれていた舐達麻のリリースがないので、新しい人を探していて見つけたクルー。探していてもトラックがこってりしすぎていたり、ラップがかっこよくなかったりで、こんなにバランスがいい人たちはなかなかいないんじゃないでしょうか!特にNF Zesshoはソロの音源もかっこいいので聴いてみてください。






【2022年以前にリリースされた作品】
・GEZAN / Silence Will Speak(2018)


ずっと勧められてて、ずっとピンとこなかったGEZANの良さにようやく気付けた年でした。ドキュメンタリー映画『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』を観てからの「DNA」は泣けた。GEZANを知りたい人は是非この映画を入口に!そもそも初めてGEZANのCDを買って聴いたのが初期の「一時的な腸」というアルバムだったのがよくなかったのかも。初めに「Absolutely Imagination」を聴いていたらすぐに好きになっていたはず。この曲は今年一番車でかかっていたので子ども達は(2歳の子まで)シンガロング(Sing along)できます!




・Enji / Ursgal(2021)


どうやって知ったか覚えていないですが、モンゴル出身・ドイツを拠点に活動中のEnjiさんの2ndアルバム。ギター、ベースというシンプルで音数の少ない編成がボーカルを引き立てていて、アルバム全体のしっとりした空気感や絶妙な間がとても良いです。




・Mansur Brown / Heiwa(2021)


Spotifyのだれかのプレイリストで知りました。Suzanne KraftのTalk From Homeというエレキギターのリズムもあるアンビエントのアルバムが好きで時々聴いていたけど、それと同じ欲求の枠を埋めてくれる音源に出会いました。Yussef DayesやAlfa Mistとも絡みがあるようなので、ロンドンのジャズシーンでも活躍しているのかなあ。





・Sasakubo Shin / CHICHIBU(2021)


4月にペルー祭りで赤石商店に来ていただいた笹久保伸さんの2021年作の通算30作目のアルバム。クラシックやアンデス音楽を現地で学び通過してきた笹久保さんにしか作れない音楽を作り続けているように感じます。すべての曲がオリジナルで、ゲストにSam Gendel、Monica Salmaso、Antonio Loureiro、Joana Queiroz、Frederico Heliodoro、marucoporoporoといった現代最高峰の音楽家たちを、曲毎にフューチャリングできるのは日本でこの人だけじゃないでしょうか。岡田拓郎さんもすごいけど、それ以上!
https://www.reconquista.biz/SHOP/CHICHIBU010.html

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【以前のよく聴いた記録】

※2021年
2021年によく聴いた音楽


※2020年
2020年によく聴いた音楽


※2019年
2019年によく聴いた音楽


※2018年
2018年によく聴いた音楽


※2017年
2017年によく聴いた音楽


※2016年
2016年によく聴いた音楽


※2015年
2015年によく聴いた音楽


※2014年
新年のご挨拶と2014年に聴いた音楽のまとめ


※2013年
http://my-best-album.tumblr.com/page/5
※2012年
http://my-best-album.tumblr.com/page/20