しらずしらず

一ヶ月間の旅行から無事に帰宅しました。田舎でのんびりとした生活が訪れると思いきや、毎日忙しく過ごさせてもらっています。
庭の木の剪定、水漏れする洗濯機を修理、台所の一部を洒落た板張りにする、扉の閉まらない倉庫を修理、コンポストの中身を畑へ埋める、冬用タイヤの交換、烏骨鶏の巣の掃除、、、
二人姉妹の家に男が飛び込んできたもんだから、特におばあちゃんが大喜びしてくださって非常に可愛がってもらっています。長野県での婿入り生活がいよいよ始まりました。
一ヶ月間の旅行を終えて、会う友人に「旅行はどうだった?」と聞かれることが多いけどなかなかうまく答えれない。
自分は実際どう感じたんだろう。色々感じたのは確かだけどそれを言葉にするのは難しい。旅行から帰ってきて少し日が経ってしまったけど、今日は考えすぎず思うように振り返ってみようと思います。
赤石商店に関しては、アイスランドで泊まったゲストハウスで感じたドミトリーの不快感を自分達の宿ではどうしても解消したくて、当初考えていた赤石商店のドミトリーの設計を随分と見直すことができた。
これまでいくつかのゲストハウスに宿泊させてもらってきましたが、ドミトリーは他のゲストさんがたてる物音で気持ちよく寝れないことが多かった。ドミトリーとはいえ宿というからには安眠は最低限お約束したい。赤石商店がこれから作るドミトリーはそこをクリアできるんじゃないかと踏んでいます。早く完成させたい。一番楽しみにしているのは自分だな!
個人的に今回旅行して良かったなと思えたのは、妻がゲストハウスをやりたいと思うきっかけになった伊良部島のびらふやーに宿泊したことです。
四年くらい前のこと、幸希が伊良部島から帰ってくるや「私、長野に帰ってゲストハウスっていう宿をやる。」って言い出しました。何をやるにしてもなかなか腰が上がらない幸希がそう言ってしまう魅力とはどんなものなのか。実際に訪れてみてようやく納得できました。
幸希はびらふやーへ予約の電話をする段階から「3泊。いや、4泊したい!」と言う。僕は4日も同じところに泊まるのはもったいない、違うところにも泊まってもっと色んなゲストハウスを見るべき!なんて思っていたけど、今回は幸希の言う通りにして本当に良かったと思えた素晴らしい4日間でした。
夫婦としては、アイスランドのファンになりました。何年後でもいいので夏のアイスランドを再度訪れて、冬とは違う景色が観てみたいねなんて話しています。アイスランドの方達の最低限の暮らしと親切さを肌で感じれたことは、これからの僕たちの生活の在り方に強く影響してくると思います。
一ヶ月間の夫婦二人旅行。大きなお金を支払って、長い時間を費やしてでも、夫婦で旅行ができて良かった。これに尽きる。
100万円あれば普通車が買える、レコードが何百枚も買える、美味しいものがたくさん食べられる。でも、それ以上に今回の旅行は今後の生活にしらずしらず役立ってくるはず。そう思いたい。
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刺激の強い写真を失礼しました。
としのり