3.21~24 宮古島 伊良部島

沖縄は私のたってのリクエストで旅のリストに追加してもらった所だ。
3年前オススメされて一泊だけした。あの日がなかったら長野でゲストハウスをやるという選択は生まれてこなかっただろう。
空港から出ると生ぬるい風。
湿気を含んだ独特のにおい。
「びらふやー」
2度目の訪問になるけどやっぱり最初の一歩は緊張する。声をどのボリュームで出せばいいかわからない。
「こんにちは」
雷太さんが出迎えてくれた時に、伊良部にきた事を感じた。宿に着くと少しだけ雨が降ってきた。今日は洗濯だけしてここで過ごそうか。用意してあったさんぴん茶を飲んだらスーッと喉が気持ちよくほぐれた。今日から4泊。伊良部島。
初めての人と会話をするときに探す糸口。名前を聞くタイミング。定例文の自己紹介。
ここを越えなければ始まらないのだがこれがまず意気込んでしまう。
が、ここのすごいところは宿主雷太とあやさんの存在。今回雷太さんと会話をしたくてここにきたと言っても過言ではない。言葉を交わすたびに心がほぐれていくのがわかる。ああ、この感じだ。
色んな音が聞こえる。
ざんざわとした風
床を踏む音
何かの動物の鳴き声
もんちゃんの足音
その中で寝ることが気持ちよくてたまらない。3月の気温は少しだけ肌寒くて、動くと暑くなって一枚脱いだりして忙しいけれど、夏になる一歩手前の特有な雰囲気を持っている。
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ここには色んな地元の人もくる。
やんちゃな高校生、島で商いをする人、近所のおじさん、近所じゃないおじさん。ふらっと入ってきてすぐ帰る人もいればそのままお酒を飲みだす人もいる。みんなここが好きなんだってことがイヤでも伝わる。
3日目の夜にバーベキューをした。夜は雨の予報の中、天気とにらめっこして。ワイワイした中で雷太さんがポツリポツリと私に話してくれた。
「宿を始めるときに色んな失敗やうまくいかないことがある。その時こそ立ち止まって一歩引いて、余裕を持つのを忘れないで。相手の事を尊重してね。始まる前から脅しても仕方ないけど、うずちゃんはオレに似ているから。」
らいたサァァァァアアアアン‼︎
ハートがロックオンでございました。
4日目の夜はチーム月光荘がきて、歯抜けのすーさんがきて、色んな人が来て、朝起きたらトモレッドさんの宮古まもる君が破壊されていました。(酒瓶)そうして更けていったびらふやーラストナイト。明日は今帰仁村「結家」へ。
人生は雨でもダンス
by すーさん
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