人生は痛快ウキウキ通り

なかなか人を褒めない妻だけど、たまに褒めてくれることがあって、その時のことは嬉しくて覚えている。

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昔、新宿の地下にあるレストランを貸し切ってDJイベントを行ったことがある。

「ホーミーズゴーアヘ」という身内で前のめろうぜというノリのイベントで、みんなしてふざけるので幸希はこのイベントが嫌いでした。

僕もたいていふざけてたけど、この日の僕は紙が買っていましたじゃなくて、神懸かっていました。

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朝方の最後のDJを任されていて、嫌だなあみんなをアゲるの苦手なんだよなあ、と思いながら流す曲の全てが盛り上がったように感じました。この時だけは、いつもぶすっとしている幸希も楽しそうに踊ってくれてたと思います。



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夫婦でたくさんの音源や機材を運びながら中野のアパートに朝帰りをして、さっとシャワーを浴びて布団に入った時。

「今日は頑張ったね。」と言ってくれたこと。

今でも嬉しくて、忘れていません。

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夫婦で、何年もやっていくんだから、ぶつかったり、離れたり、近づいたり、いろいろある。

それでも死ぬまで一緒にいるって決めたから、あなたと結婚したはずです。

妻と喧嘩をして、感情的な気分を背負って執筆しました。

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明日はぎぼちゃんとリサの結婚を祝いに京都へ行きます。

乾杯の音頭は何も考えていません。

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としのり