いままでの上映

上映会|映画『石がある』
2025年4月8日(火)~ 4月12日(土)上映!




■イントロダクション
意味や目的から軽やかに抜けだす「現代のヴァカンス映画」「途方もない無意味さに、なぜか心震えて」
友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書きはじめた太田監督が、配給・公開の計画も立てぬまま、心から信頼する少人数のスタッフ・キャストと共につくりあげた映画『石がある』。川で出会った二人が束の間の時をすごす素朴な筋書きながら、心情のなびきや偶然性の豊かさを見事に捉えた本作は世界10以上の国際映画祭から招待された。さらに、ゴダール、トリュフォーらを生んだ仏映画誌『カイエ・デュ・シネマ』では日本映画として異例のレビュー枠を獲得したほか、韓国の映画誌『FILO』では20ページ以上の特集が掲載。世界中の映画ファンからラブコールを浴びた。作品全体を貫く予感に満ちた間合いは絶えず意識を引きつけ、いつしか観客を澄んだ水辺へと運びだす。」


■あらすじ
旅行会社の仕事で郊外の町を訪れた主人公(小川あん)は、川辺で水切りをしている男(加納土)と出会う。相手との距離を慎重に測っていたが、いつしか二人は上流へ向かって歩きだしていた。


■予告編



■レビュー
とても美しく、とても感動的でした。これほどシンプルに奥行きを表現するのは、非常に難しいことだと思います。重みがあり、クールなこの映画は、まるで石のようでした。
『aftersun/アフターサン』撮影/グレゴリー・オーク

この映画は、レジャーの探求であり、無目的への賛辞であり、非生産性と偶然の出会いの賞賛であり、これらすべてが組み合わさって私たちをひきつけてやまないのです。
『ベルリン国際映画祭』フォーラム部門・元責任者/クリスティアナ・ノルド

一つ一つのショット、ひいては映画全体を「弛緩したサスペンス」とも言うべきもので満たしてしまう、その「周到さ」に最も心惹かれた。一見、ストーリーテリングなど無関心に見えるが、この映画はほんの少しも面白くあることを諦めていない。むしろ全体を通じて諦念と欲望が葛藤し続け、ある「諦めきれなさ」が最終的に浮かび上がる。それは単なる執着だろうか。そうかもしれないが、それを失っては生きる意味もあるまい。
濱口竜介(映画監督)


■作品情報
監督・脚本:太田達成
出演:小川あん、加納土
撮影:深谷祐次 録音:坂元就 整音:黄永昌 編集:大川景子
助監督:清原惟 スチル:柴崎まどか 音楽:王舟
製作・配給:inasato
公式ウェブサイト:https://ishi-ga-aru.jp/
日本 / 2022 / 104分 / カラー スタンダード / 5.1ch / DCP
©︎inasato


■会場
赤石シネマ(赤石商店内)
長野県伊那市東春近22-5


■上映日時・予約状況(3月19日17時時点)
・2025年4月8日(火)
10:00 – 11:44 〇 上映後に雑談会を予定
13:30 – 15:14 〇

・2025年4月9日(水)
10:00 – 11:44 〇
13:30 – 15:14 〇

・2025年4月10日(木)
10:00 – 11:44 〇
13:30 – 15:14 〇

・2025年4月11日(金)
10:00 – 11:44 〇
13:30 – 15:14 〇

・2025年4月12日(土)
10:00 – 11:44 ✕ ※上映後に雑談会を予定
13:30 – 15:14 〇 ※上映後に雑談会を予定

〇 空きあり
△ もう少し
✕ 空きなし

雑談会は太田監督、俳優の加納土さん、伊那市在住の映画監督・藤川史人さんと鑑賞後にトークイベントというよりもやわらかい感じの話の場を設けさせていただきます。ご希望の方だけふらっとお立ち寄りください。


■定員
9席


■料金
・一般 1500円
・学生 1200円


■予約方法
・電話の場合
下記の電話番号宛てにご連絡をいただき、「映画鑑賞希望の旨」「希望日時」「氏名」「予約人数」をお伝えください。その場でご予約が完了いたします。

・メールの場合
下記のメールアドレス宛てに、件名に「石」、本文に「希望日時」「氏名」「電話番号」「予約人数」を記入いただき、送信ください。赤石商店からの返信をもって予約受付完了とさせていただきます。


■ご予約・お問い合わせ
・電話 090-5705-7217
・メール akaishi.shouten@gmail.com


■注意事項
※定員に限りがあるため、日時がお決まりの方は早めにご予約ください。
※入場は予約者優先とさせていただき、席に空きがある場合のみ当日入場が可能です。
※余裕を持って上映を開始したいため、上映時間の10分前にはお越しいただくようお願いします。
※学生の方は学生証の提示をお願いします。