永遠の2番手

食堂が始まってからというもの、夕方の犬の散歩に行ける時間が少なくなり、さらに夫と散歩に行くなんて何ヶ月なかったか。

先日久々に行きました。散歩してる時は普段ゆっくり話せないことを話せます。話しながら思い出しました。

社会人になってはじめての会社は都内の大きいグループホテルの宴会部。宴会部って響きは楽しそうだけど仕事の内容は実にシビア。

8時間革靴ならして裏通路を走る。頭の中をこれでもかってほど回転させて、3手先の仕事のことを考える。24時に終わって酔っ払いで賑わう中央線。次の日6時出勤、寝れるの3時間かあと家のベッドに倒れこむ。浮腫んだ足で靴が履けない。

そんな5年半でした。

その日のチームのトップのサポートをする。アルバイトと後輩の仕事の割り振りをする。

トップは常に余裕で、お客様に話しかけられやすい環境を作らないといけない。そのために2番手が泥臭く動かないといけない。

むちゃくちゃ疲れる5年半だったけど嫌いじゃなかった5年半。後にも先にもあんなに辛い仕事はないと思うけど、初社会人の修業としてはもってこいだったかもしれない。

その時思ってたんだよな。「わたしは永遠の2番手だな」って。その話をしたら夫に「なんで個人事業主になったん?」と言われた。なんでだ。

結果的に今基本的に宿を動かしているのは夫です。

わたしは育児と台所。

接客しつつ事務作業と雑務を淡々とこなしてくれる夫に感謝です。いつもありがとうございます。一番手が身近な人だから、平気で牙を剥く2番手。

へこたれないでくださいね、リーダー。今朝替え歌でいい歌できたんだけど適当すぎて覚えてない。

「拓次のウ○コはコロコロウン○♩

としのりちっとも起きてこないな♩」

みたいな感じだったけどもっとひどかった気もする。また歌えるかな。

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